アードベッグ ”アン・オー”

  • 2017.10.30 Monday
  • 02:14

ARDBEG ”An Oa”

Official Bottling - http://www.ardbegjapan.com/

46.6%

アードベッグから届いた新ボトルは、約10年ぶりに定番のラインナップに加えられた”アンオー”。アイラ島の東南端にある、風雨や荒波で削られて丸みを帯びた断崖の半島の名になぞらえ、角の取れた丸みのある味わいをコンセプトにしています。

 

1stフィルバーボン、PXシェリー、そしてチャーを施した新樽と、短期に特徴が得やすい3つの原酒をブレンド。巨大なフレンチオークのギャザリングバットのなかで馴染ませてあるようです。

 

ピートブームに乗って、ハイプルーフ、ヘビーピートを旺盛に追求した一時の方向性から舵を切り、クラシックスタイルへの回帰を掲げている近年のアードベッグ。新しい時代の幕開け告げるアイテムが、本格的に投入されたといえるかも知れません。

 

※補記
1stリリース(2017)、テイスティング。
樹脂に似た不思議な甘さを感じるピートのなかに、黒胡椒のスパイスが立ち上がる。あまり大きくないが輪郭のあるトップ。レーズン、バニラ、デーツ、スモーク、そしてアッシュ。香りから想像するままの味が、伸び上がるように口内に広がる。ボリュームは優しく、余韻は比較的長め、乾いたピートを燃やして燻る。舌の上の苦味と、口蓋で粘るオイル、鼻に抜ける香りの甘さがそれぞれ対照的。時間を経てクレオソートのニュアンスが幾分深くなる。

”ケルピー”に感じるようなスパイス(おそらくヘビーチャーの新樽から由来)が印象に残る個性だが、全体としては、確かに丸みのある味わい。ただ残念ながら、三要素から引っ張って丸に近い円を作ろうとするも、往時に比べると原酒自体に味わいを構成する要素が足りないため、丸みを帯びた歪な三角形にとどまり細部が欠けている。とはいえ、近年の状況を考慮すれば、(手ごろな価格も含めて)決して悪い内容とは言えず、むしろ好感が持てるボトル。新しいアプローチで、出来る限りの工夫を試みた、ラムズデン氏によるひとつの答えが見えように思う。

 


Bar Kirkwall - バーカークウォール
広島市中区流川町2-22 インリペアル1st 2F
082-249-2140
www.barkirkwall.com
18:00〜4:00 Last Entry 3:00 - 不定休 -


 

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