レダイグ10年(イアンマクロード チーフタンズ)

  • 2018.10.08 Monday
  • 02:14

LEDAIG 10yo(2007)
Ian Macleod “Chiftain’s”
Pomerol Wine Finish, 58.0% abv.

スコットランド西域にある、辺境の島”アイル・オブ・マル”にひっそりと佇むトバモリー(レダイグ)蒸留所。200年以上という古い歴史を持ちながらも、ウイスキー不況や、所有者の変遷によって長らく打ち棄てられ、一時はブレンデッド用のバルク・ウイスキーとして買い叩かれる苦難の時が続きました。'93年以降、新たなオーナー(バーン・スチュワート社)の元で、大幅な梃入れが図られ、近年は、その品質面において見違えるほどの生まれ変わりを果たしています。

 

ご存知かとは思いますが、一応、記載しておきますと、同蒸留所にて、同じ釜を使って生産されるノンピートタイプを”トバモリー”。ピーテッドタイプが”レダイグ”と呼ばれます。加えてどうでもいい話ながら、現在(個人的に)好きな蒸溜所8位。野趣に富み、溶々たる風格をスタイルに持つ、愛すべき、素晴らしい蒸溜所です。
 
オフィシャルはもとより、いままでに多数のレダイグ/トバモリーを扱っておりますが、このボトルもなかなかに魅力的です。銘柄の記載はないものの、ボルドー右岸の銘醸地"ポムロール"のワイン樽で後熟した特殊なスペック。やや飛び道具的ではありますが、その仕上がりに魅せられます。グレンゴイン蒸溜所や、近年ではダムデュー蒸溜所を所有するに至った、ウイスキー業界の10大メーカーにも数えられるイアン・マクロード社による、センスが光る秀逸なボトリング。

 

※補記
開封2日後、テイスティングノート。
ジューシーベーコン、スモークハム、ブラックペッパー、ねっとりした黒胡椒の油、ワイン樽熟成に由来する、まろやかな心地よい甘さが、レダイグらしい粗野なテクスチャーを綺麗に包み込むが、決して殺してはいない。背景のなかに淡く、カシスなどのベリー。10年という熟成年数から考えると驚くほどこなれていて、未熟な不快さを全く感じさせない。罠で生け捕りにされた後、なぜか飼い慣らされて、よく躾けられたイノシシを連想させる。

 


Bar Kirkwall - バーカークウォール
広島市中区流川町2-22 インペリアル1st 2F
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