グレンバーギー12年(デュワーラトレー)

  • 2019.06.10 Monday
  • 02:14

GLENBURGIE 12y(2001)
A.D.Rattray
Bourbon / Sherry Hogshead
57.1% abv.

北スペイサイドに位置する、バランタインの中枢を担う主要なモルト。オフィシャルから蒸留所名単体でのリリースはなく、ウイスキー好きにとっても知名度が高いとは決して言えない蒸留所ですが、日本でも極めて愛されている銘酒"バランタイン"を通じて、非常に沢山の方が間接的に口にしておられると思います。

 

熟成の長さや樽の使い方にもよりますが、基本的には、素朴ながらも、しっかりした膨よかな麦の味わいを感じさせる酒質で、ウイスキーという飲料を嗜めば嗜むほどに、こうした酒の面白さが深く味わえるようになるのではないでしょうか。

 

このボトルは、デュワーラトレーから2014年前後に発売されたもの。前後して、原酒の調達が極めて困難な時代に入っており、シングルカスクに特化したボトラーズ各社も、フィニッシュや樽のバッティングなどに工夫を凝らしたリリースを始めた時期でした。

 

栄枯盛衰か、王道に沿ったきめ細やかなリリースを得意とした彼らにして、やや荒い仕事の印象で、時代の節目やボトリングマネージャーの変更に当たって、伸るか反るかのリリースだったのかも知れません。ともあれ、美味しく頂きましたし、大変勉強になりました。ありがとう。


※補記
最後の一杯、テイスティングノート。
穀物にシロップ、ハチミツ、キャラメリゼしたオレンジ、ワセリンの香り。淡くシェリー樽のニュアンス。剥がれ落ちた樹皮、カカオパウダー。開封時の、溶剤や薄いパフュームはほぼ姿を消し、代わりに使用済みの薬莢が現れる。
ボディに複雑さはないものの、熱くパワフルに口蓋に広がる。非常にドライで激しいアタック。火薬燃料、チリパウダーを塗して焼いた麦。それを薄くコーティングする、バニラやクローヴ。加えて、アーモンドやチョコレートなどのシェリー樽によるフィニッシュの影響を感じるが、支配的ではない。ややアンバランスでまとまりに欠ける。ハウススタイルに準じたうえで、精一杯に突っ張った、硬派でソリッドな印象のグレンバーギー。唾液の導火線を伝って、点火した火がそのままの熱量で舌の上を拡散し、やがて甘いシロップの余韻へと繋がる。

 


Bar Kirkwall - バーカークウォール
広島市中区流川町2-22 インリペアル1st 2F
082-249-2140
www.barkirkwall.com
18:00〜4:00 Last Entry 3:00 - 不定休 -


 

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